また振り出しに戻った訳

「そーいや、近場よね」最近、洗髪疎でボサボサ。

同僚も気にし始め、俺が会社にてゴミ扱いされるのも、きっと美容院へ行けば、解消可能な筈。「そんな状況?早く対処すれば?」

決心つかぬ。「何故?」床屋世代だぜ?男がこーゆー場所へ訪れるなど、軟弱者と思われる。「どーゆー考えよ。大丈夫、メンズ利用OK」

自分以外、使う同志おるけ?「そーよ、安心出来た?」うむ…、否!どーせ若い奴等中心!きっと、40代親父は誰一人おらん。

「うざっ、卑屈な考え。絶対中年男性、数人位…」数人?じゃ無理さ。「え?」男女比率、9対1ぐらいじゃねーと。

「マジ勘弁。利用出来ぬわ」やっぱ床屋?「また振り出しに戻った訳?」わりぃか?「何つー単細胞。じゃ出社し、窮屈な思いを我慢継続!」

ぐ…嫌だ。「どっちか選べ」降伏。「なっ、早っ」許せよ!「謝ってもねぇ」